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園日記

Diary

仲間とともに成長するドッジボール

5歳児きのみ組では、今ドッジボールが大人気です。みんなで楽しく遊べるように、最初は当たったら相手チームに入るルールで進めていました。こうすることで、どの子もドッジボールの楽しさを感じながら、自然とゲームに親しんでいる様子が見られました。

そこで、いよいよ本格的な対戦をしてみることに。どの子も一生懸命にボールを投げたり、よけたりしながら、真剣ながらも楽しんでいる様子が見られました。そして試合が進み、A児が最後の一人としてコートに残りました。しかし、その時A児は相手チームのボールをよく見ておらず、ボールが当たってしまい、試合が終了しました。

すると、同じチームのB児が悔しさのあまり「Aちゃんのせいで負けた!」と泣き出してしまいました。それを聞いたA児も、泣き出してしまいました。試合の結果だけでなく、仲間に責められたことが悲しかったのでしょう。

その後、A児の話を聞いてみると、「どうしたらよかったのかわからない」と困っている様子。そこでチームのみんなで輪になって作戦会議を開くと「ボールから目を離さない」「コートの角に立ってボールをよけると味方の外野にボールが行く」などの意見が出ました。また、「ボールをキャッチできない」「上手く投げられない」と不安を口にする子もいましたが、「ワンバウンドのボールはドンドン取りに行く」「外野にパスすればいい」と、みんなで工夫しながら作戦を立てる姿が見られました。

そして、迎えた二回戦。A児はまだ不安そうな表情でしたが、試合が始まり相手チームがボールを持つと、B児が「作戦を思い出して!」とA児に声をかけます。その言葉を受けて、A児はコートの角に移動し、相手のボールをよけることができました。すると、そのボールが味方の外野に渡り、チームのボールになりました。その様子を見てB児は「Aちゃんナイス!」と声をかけ、A児はとても嬉しそうに微笑んでいました。

試合の結果は引き分けでしたが、A児の表情はとても晴れやかでした。最初の試合では悔しさと悲しさを感じたA児でしたが、自分がうまくできなかったことを素直に伝え、仲間と一緒に「どうすればうまくできるか」を考え、行動し、成功を経験したことで、「失敗しても大丈夫」という気持ちが芽生えたのだと思います。A児は今、これから迎えるドッジボール大会に向けて、「もっとボールをよけられるようになりたい」「みんなで声をかけ合って頑張りたい」と意気込んでおり、仲間とともに成長していってほしいと願っています。


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