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園日記

Diary

リレーの面白さ

涼しい秋風に、高く澄んだ空。大きく深呼吸したくなるような、気持ちの良い季節になりました “待ってました”と言わんばかりに子どもたちは公園に行ってトンボを追いかけたり、これまで以上に活発に体を動かして遊び、逞しく成長しております。

きのみ組は公園に行ってリレーをしたりなわとびをしています。リレーではチームが決まると走る順番をチーム内で話し合います。そして順番が決まるとチームごとに並びます。その際、隣合わせになった友だちに「勝負だ!」と声をかける姿や「えー○○ちゃんとだったら負けちゃう…」という子が見られ、チームで勝負するというよりは、一緒に走る相手との勝負という意識が強い様子が見られました。その後、リレーが始まると自分のチームを応援している様子が見られますが、勝負が決まると「○○ちゃんがいるから勝った」と個人の力量のみで勝負が決まったように思っている様子が多く見られます。

しかし先日、一回戦が終わり、二回戦の走る順番を話し合っていると「バトンをちゃんと渡してくれない」とAちゃんから意見が出ました。そこからバトンをどのように渡したらいいかという話し合いになりました。“名前を呼んで渡す”や“受け取りやすいように手は開いておく”という案が出され、チームでその作戦を実行することに…。勝つまでには至りませんでしたが、その日から走る順番だけでなく、どのようにバトンを渡したらいいかを話し合う場面が見られるようになりました。

リレーは個人戦ではなく、団体戦です。そしてリレーの面白さは“友だちにバトンをつなぐ”ところにあります。そして勝ち負けの面白さもあります。勝った時にはその喜びをチームで共有し、負けた時には一緒に悔しい気持ちを味わいます。思うようにいかなかったけれど次は頑張ろうという繰り返しの中で、気持ちを立て直していく経験が仲間と共に出来ることも子どもたちの育ちの中で大切だと感じ、励まし支えています。仲間と共に精いっぱい頑張る充足感等を感じてくれればうれしいと思っています。


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