戸外遊びの時間になると「虫探ししに行こう!」と虫かごを片手に走り出すくらい、虫に興味を持っている3歳児クラスの子どもたち。春はダンゴムシや蝶、初夏にはセミを捕まえて観察を楽しんでいました。そこで保育室にカブトムシの飼育ケースを新たに置いてみると興味津々。土に隠れてなかなか姿は見られませんが、昆虫ゼリーの中身が減っているのに気が付き、「ゼリー食べてる!新しいのいれないと!」とそれだけでワクワクしていました。

しかしやっぱり土の中の様子が気になる子どもたち。どうしていつも見る時間は土の中にいるのか、保育者と一緒に調べることに…。すると、カブトムシたちは日光や鳥などの敵を避けるため、早朝や夜に活動することが分かりました。日中は昼寝のように休んでいると知り、時間を決めて触ったり近くで観察したりできるようにしました。『どすこい むしずもう』の絵本を読んでからは、空き箱で作った土俵の上で相撲を取らせる様子も見られます。触れたり近くで観察したりすることで、カブトムシの力強さやかっこよさをより感じることができ、子どもたちの興味も深まっていました。


身近な生き物に触れたり観察したりする中で、生き物への興味や命の尊さを感じてほしいと思っています。これからも自然と関わりながら様々な発見をしてほしいです!
