食べることが大好きな２歳児クラスのつぼみぐみ。室内に野菜の写真を掲示したところ、「この野菜知ってるよ！」「白菜と人参と・・・」と知っている野菜の名前を次々に答え、野菜に対する興味が広がっていた子どもたち。そこで昼食に食べるお味噌汁作りを手伝ってもらうことにしました。

「クッキングをするよ！」と伝えると「やりたーい！」「何するの？」と興味津々。白菜をちぎることを伝え、小さく千切るよう伝えると手でぐしゃっと丸めて小さくしてみる子や大きくちぎってから小さくちぎっていくなど一人ひとり千切り方が違いましたがどの子も集中して白菜をちぎる姿がみられました。

保育者が「白菜はどんな匂いがするかな？」と尋ねると「何も匂いしない！」「ちょっとくさい・・・」「土の匂いがする！」など感想は様々。また、ちぎる際に音がするのかを尋ねてみるとAちゃんが「ぱりぱりって音がする！」と言いました。その言葉を聞いたBちゃんが「音がするよね！でも、ここ（芯の部分）は固くてちぎれないよ」というとそこからまた会話が増え、クッキングを楽しむ姿がみられました。

ちぎった白菜は昼食のお味噌汁に入っている事を伝えると「美味しいかな～」「早く食べたい！」と子どもたち。「いただきます」と挨拶をするとすぐに白菜を食べ、「美味しい！」と感想を保育者や友だちと共有する姿が見られました。野菜が苦手な子も自分が調理の一部に関わった事で意欲的に食べる姿が見られました。今後もクッキングを通して、食に興味をもったり、新しい気づきを得る機会をつくり、子どもたちの興味関心を広げていきたいと思います。